公開前のWEBサイトでまだDNSに登録されてない場合でも、IPアドレスではなく、ホスト名でアクセスする方法をご紹介します。

公開前のサイトをDNSに登録できない問題

WEBサイトの新規の立ち上げやリニューアルの時、公開開始までDNSに「www.dozens.jp」というようなホスト名や「175.41.239.65」というようなIPアドレスを登録できないことがあります。 公開前にWEBサイトにアクセスされないようにするためです。

一方、WEBサイトの開発者にとっては、そのサーバ名を使って事前に動作検証をすることは非常に重要なことです。 DNSに登録できないからといって、事前に動作検証することなしにWEBサイトを公開することは、致命的な障害を発生させる可能性があります。

この問題を解決するために、有用な方法があります。hostsファイルを使う、という方法です。

hostsファイル編集

hostsファイルとは何か

hostsファイル(「ホスツ」ファイルと読みます)とは一体なんでしょうか。 hostsファイルはDNSの代わりにホスト名とIPアドレスの紐付けを指定するものです。 通常、自分が使っているコンピュータに存在して、そのコンピュータにのみ参照されるファイルです。

このhostsファイルがあることで、コンピュータは、DNSにまだ登録がなくても、ホスト名がどのIPアドレスになるのか判別し、ホスト名で接続することが可能になります。語弊を恐れずに言えば「hostsファイルは手元で設定できる簡易的なDNS」といえます。

hostsファイルを使うことで、DNSを使うことなしにホスト名を用いて未公開のサイトにアクセスできます。

hostsファイルを編集する

それでは実際のhostsファイルの編集方法を見ていきましょう。

hostsファイルの場所

hostsファイルの実体はテキストファイルです。それぞれのOSでファイルが置かれている場所が違います。 hostsファイルのある場所は以下のようになります。

OS     設置場所(通常の場合)
Windows 7 C:\Windows\System32\Drivers\Etc\hosts
Windows 8.1 C:\Windows\System32\Drivers\Etc\hosts
Windows 10 C:\Windows\System32\Drivers\Etc\hosts
Mac OSX /private/etc/hosts

テキストエディタ(「メモ帳」などのアプリケーション)を使って編集することができます。

hostsファイルの編集方法

hostsファイルの書式は非常にシンプルです。

以下のように <IPアドレス><スペース><ホスト名>というように記述します。

#がついている行はコメント行になりその行の記述内容は無視されます。

# この行はコメント行です。
175.41.239.65 www.dozens.jp

編集が終わったらファイルを保存してください。これで設定が完了です。ブラウザなどで設定したホスト名にアクセスしてみてください。 DNSでホスト名を登録してなくても接続できるようになっていると思います。

hostsファイルは便利。

hostsファイルの設定方法を紹介しました。非常に簡単でシンプルです。ぜひ活用にしてみてください。 最後に、hostsの設定が不要になったときは忘れずにhostsファイルの該当行を消しておきましょう。 うっかり消し忘れているとDNSを設定変更したのに反映されない!という事態にもなってしまいます。 その点だけお気をつけ下さい。